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僕の心意気です


「僕の心意気です」

肉問屋の専務さんが、「とにかく1度食べてみてほしい」と持ってきた小さい肉片。

それはヒレだったんだけど、焼いてあぶって、塩を少し振って食べたら、
肉汁がジュワーッってでてきた。

「コレ?ウマイっスねぇ!」
専務さんが「そうでしょう?」

それが松阪牛だったんですよ。
うや、あのね、淡路牛でずぅっと通してきた訳だし、
また他の銘柄牛のね、
山形とか鹿児島とかさ、三重とか、近江とかもずいぶん買ってるんですけど、
これはね、やっぱりスゴイもんですよ。松阪牛は。
芸術品です。

それはね、やっぱりモモとか見ると一発で分かりますよ。
パサついてないの、全然。
淡路から送ってくる牧場の牛も、これも不思議にパサついてないのが多いんだけど、
ハズレもあるわけですよ、やっぱり。
動物ですからね。

じゃぁ、松阪はハズレないのか?というと、ハズレは「松阪の判コ」押さない。

あるでしょ、あの紫の刻印。
松阪牛とか、近江牛とかある、あの肉に直接ついてつあの刻印。
今回セリで落としてもらった松阪牛、肉問屋の社長から連絡があって、
「少し高いけどモノはいい!承認を!!」って云うから買ったんですよ。
その日、11頭(セリに)出て芝浦で判コ押したの2頭だけですよ。
その2頭のうちの1頭、買いました。
あとは判コ押せない牛だったらしいです。
松阪牛は厳しいんですよ、それくらい。

いやぁ……、いい肉です。

まぁ、ウチの店の価格帯で出す肉じゃないのは百も承知してるんですよ。
高価だしね、儲かるもんじゃない。
でもね、いいんです。
お客さん方もお喜びだしね。
僕を信用して皆さんが来てくれるから、頑張りますよ。
だけど、淡路も近江も島根も他の牛もこれからドンドン買いますよ。 ファンの方もいらっしゃるのでね。
だからせめて、「マスター、頑張れ!」って皆さんも応援してくださいね。

明日は日曜日。大井競馬場で気晴らしです。

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