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| 新館マスターのページ その10 |
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「牛肉が好物です」
僕の場合、本当にごちそうな食べ物はと云えば焼肉をおいて他にない。
魚も好きだし野菜もきらいではないし、
ジャンルで分ければ中華でもフレンチでもイタリアンでも和食なんかもいいと思ってますが、
だいたい最終的には牛肉にたどり着く。
今夜は外せない、なんて日は必ず肉が食べたくなる。
お客さんも同じようなことを云っておられますが、鮨も天ぷらも和食も必ず押さえるが、「牛肉はあそこの店に行こう」と決めてらして判を押すようにウチへ予約されるので、これは僕と同じ肉好きであると思ってついうれしくなってしまう訳ですよ。
そりゃぁ、魚好きの人は鮨とか料理屋に出掛けて、これしかないな、なんてうなりながら魚を食べるように、僕の場合は牛肉を食べるときがいまだに至福の時なんですねぇ。
そういう気持ちが人にも伝わるように、肉をさわる時は、こうしたらもっとうまいなんて自然に考えています。
しかしあれですねぇ、人というのは国の東西を問わずうまい肉を食べる時の顔は幸せそうですねぇ。
この間おいで下さったイタリア人のおじいさん、塩を自分でふって肉を焼いて加減をつけながら食べていた時などは、僕も仲間に入れてもらいたいくらいおいしそうに食べていましたね。
ブラヴォーなんて云わないけど、目をつむってムシャムシャと幸せそうでした。
あ、こりゃあオレと同じだぁーなんて思いました。
最近は外国からのお客さんも増えていますが、日本の牛肉はうまいでしょう?
僕は牛肉好きの職人です。
ですから牛肉好きの人を楽しませるのが僕のお役目と思っている訳です。
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