厨房思案 第110話 「甦れ 感覚!」

カレンダーをみると、いよいよ11月ということで月日の流れが早いのか遅いのかよくわからない心持ちだ。 これはきっと旅行にいっていないせいだな。まあ時節柄今は無理だが近々行こう。

浜松町は一時に比べると人はそこそこ見かけるが、まだまだ少ない。 お店も相変わらず暇な日もあるが、あまりクヨクヨしていない。 心配事や憂いごとは考え出すときりがないから、そういう時は思考を切り替えるのもいい。

愉快なことを思い出しひとりで笑うことがあって気を紛らわせている。 帰宅途中のクルマの中は、これの連続である。運転中に笑っている人を見かけたら、僕かもしれないが無視してかまわない。

11月といえば全国の和牛共励会が行われる。まあ、スポーツならばさしずめ全日本選手権大会ということになる。 良い牛が全国から我こそはと東京に集まって来る。 牛肉の“旬” はやはり冬なのだよ。
肉質も締まり、脂も乗ってくるし、良好な時季と言えよう。 ここはひとつこの冬の“旬”を遠慮せずに大いに楽しんでいただきたい。

ウイルス騒動で疲弊した脳に効いて、気力がアップしてくるのは間違いないと思う。 サプリメントや病院の薬の100倍の効き目があるかも知らんよ。 まあこれはノーデータの僕の直感だが。だからといってあまくみてはいけない。
この直感力は大切なんだよ。話しが脱線して申し訳ない。

ではまた。



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令和2年11月 本店厨房にて