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「夢まぼろしの如くなり」−この夢、無理に叶えずとも十分に楽しい−
いつもブログをお読み頂いて真にありがとうございます。
お客様からは「いつも見てますよ」とか、「今度はいつ更新するのかね?」などと温かいお言葉をかけて頂き、
うれしいのと恥ずかしいのとで少しテレますが、なにぶん僕はこれが本業ではないので、
書きたくなったらただ書いております。更新もヤル気がなければグズグズと放っておく訳でありますので、ご了承ください。
さて今回は特段コレと云ったお話はありませんが、今日はひとつ”旅行の願望”というお話を致しましょう。
僕の夢といいますか願望というのがありまして、実はゴウカキャクセンに乗って家内と二人、
長年の苦労をねぎらう為にもどこかに行こうなどと密かに思っているのですが、なかなかどうしてそんな簡単に行くハナシじゃありません。
お金も掛かるし、日数もかかります。
商売をやっていますのでそんなに長く休めません。
だいたいこんなご時世に「おまえは一体何を考えている?」とお思いになるでしょう。
だから頭の中で精一杯、旅行に「行ったつもり」の気分を想像し、味わっている訳です。
さて、行く先はフランスなんかもいいし、イタリアも悪くありません。
サンフランシスコなどもワクワクします。
スティーブ・マックィーンの映画のようにシスコの街をマスタングにでも乗って突っ走る、なんていうのもいいですね。
僕はアロハシャツとパナマ帽を新調し、家内にはなにか気に入った服でも思い切って買ってあげよう。
そうだ、旅行に行って困らないようにフランス語も習っておこうじゃないか。
しかし「ウィー、マダム」なんてこれは少し気恥ずかしいな、などとニヤニヤ考えていたらもうすでに仕込みの時間です。
白昼夢はフッと消え、いつもの焼肉屋のおっさんに戻る、という訳です。
しかしこの願望はこれはこれで楽しい。
無理に叶えなくたっていいのです。(叶うわけありませんが……)
時たまこのように、まぼろしのように現れてはフット消える夢、僕はこれの繰り返しです。
願望はその目的によっては願望のままでいいと思って、あえてこの白昼夢を楽しいんでいる訳です。
しかしながらこのまま行くと、僕も相当おじいさんになって、
家内も映画のメークアップのようにすごいおばあさんになったら、
ゴウカキャクセンもマスタングもフランスも本当の夢まぼろしになるかも知れません。
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